スロットのBARシンボルは板ガムが由来
スロットには数多くのシンボルが使用されていて、その中でも7と同じくらい定番なものにBARシンボルがあります。ただ、そのBARとはいったい何なのか、知らない人も多いでしょう。
BARシンボルの由来は諸説ありますが、板ガムが元となっている説が有力です。では、実際にどういった形で、スロットにBARが採用されるようになったのか、その経緯を解説していきます。
元々は板ガムの商標だった
BARシンボルの由来を辿っていくと、現代スロットの元祖であるリバティ・ベル・ガム・フルーツという機種まで遡ることとなります。
リバティ・ベル・ガム・フルーツは、ギャンブルが規制されつつあった1900年代初頭に作られたスロットマシンです。そして、規制を逃れるために、板ガムを販売する自動販売機という名目で設置されました。
実際に機械の横にはガムを入れられるボックスが取り付けられ、シンボルはチェリーやライムなど、ガムのフレーバーとして使用されたフルーツの絵柄でした。その絵柄は全部で6種類でしたが、全てがフレーバーではなく、板ガムのロゴも使用されました。このロゴがBARの元で、最初は横長の枠の中に文字がかかれている鮮やかなデザインでした。
BARの意味自体は諸説ある
元々は鮮やかな板ガムのロゴだったシンボルが、なぜシンプルなBARに変わったのか、その理由ははっきりしておらず、色々な説があります。ひとつはロゴの形状が横長の棒状だったため、そのまま棒を意味するBARになった説です。
スロットは色々なメーカーが製造していましたが、リバティ・ベル・ガム・フルーツは商標の関係から使用できなかったため、BARに置き換えられたと考えられます。その他にも販売していたガムの形状を元にBARにした、ガムの商標自体がBARだったなどの説もあります。