スロットで払い出しされない図柄の意味とは
スロットの図柄は基本的に、ペイラインで揃うと払い出しが行われます。しかし、中には揃えても払い出しにならない図柄もあります。一般的にブランク図柄と呼ばれ、決して製造や設定のミスなどではありません。
また、払い出しがないだけであって、ちゃんとした理由があって組み込まれています。では、ブランク図柄にはどういう意味があるのか、解説していきます。
リール制御のため
原則としてスロットは、完全な目押しができないようになっています。目押しだけで図柄を揃えられるようでは、動体視力が良い人や、経験を積んだ人が勝ち続けることができてしまうからです。
そのようなことにならないよう、コンピュータによってあらかじめ抽選が行われ、それに当たった時に、図柄が揃えられる仕組みとなっています。それをリール制御と呼び、制御のためにはある程度役が揃わないハズレパターンを用意する必要があります。そこで、払い出しの対象とならないブランク図柄が活躍するわけです。
ブランク図柄が1種類あるだけで、他の図柄と組み合わせたハズレパターンの数が一気に増え、正しい制御がしやすくなります。
ボーナスに繋がるチャンス図柄
スロットによっては、払い出しのないブランク図柄に、ボーナスに繋がるチャンス要素を持たせている場合があります。払い出しこそないものの、ボーナスになる可能性があると、ブランク図柄でも揃えることに意味が出てきます。
ブランク図柄はルール上必須となることが多いですが、チャンスの意味合いを持たせると、揃ってしまった時のモチベーションダウンを避けられます。
リールの目印として
スロットで勝つためにはリールの図柄を把握することが大切ですが、高速で回転するリールの図柄を全て確認するのは大変です。そこで払い出し対象ではないブランク図柄を、敢えて派手なデザインにすることがあります。
リールが回転する際にブランク図柄が目立つことで、全ての図柄を見極める際の基準、目印になるわけです。