「レモン」はハズレ!?スロットの絵柄に使われるレモンの意味とは
スロットの絵柄には「7」やベル、英単語というのが比較的多いと思われます。なかでもフルーツは見かける頻度が多く、レモンの柄もお馴染みでしょう。
その「レモン」ですが、ネガティブな意味が含まれているというような噂もあります。「レモンはハズレ」なんて言われることもあるとか。スロットの絵柄でお馴染みのレモンには、一体どのような意味があるのでしょうか。
「レモン」はアメリカのスロットマシンにルーツがあった!
レモンの意味を解説する前に、少しスロットの歴史をお伝えします。日本のスロットは当初、アメリカのスロットマシンを真似ていました。アメリカで最初のスロットマシンはトランプゲームを機械で楽しむもので、5つのレールにトランプが挟まっていました。
その後今のスロットマシーンの原型「リバティベル」が誕生し、今のように3つのレールの絵柄を揃えるというルールが出来ました。リバティベルに使われた絵柄には、レモンなどのフルーツはまだありません。その後アメリカではギャンブルへ対するバッシングが高まり、スロットマシンも窮地に追い込まれます。
そこで登場したのが、ガムの会社が売り出した「ガムの自動販売機」であるスロットマシン。フルーツの絵柄は「ガムのフレーバー」で、「BAR」というのはガム会社のロゴマークだったようです。
ガムの自販機とはいえ結局はスロットマシンなのですが、実際にガムも買うことが出来たようです。その後お馴染みの「7」なども加わりますが、フルーツ絵柄の原点は「ガムの自販機」とうたって売り出されたスロットマシーンからであるようです。
そしてレモンの意味です。なぜレモンは良くないイメージに取られることがあるのでしょうか。答えは、「lemon」というのは元々アメリカでマイナスイメージのある単語だからです。
「lemon」には「無価値なもの」「不良品」と言った意味があり、「My car is a lemon」は「私の車は欠陥車」という訳になります。前述したガム会社のスロットマシンですが、この時レモンは左右のリールにのみ使われていました。
つまりレモンは、3つ揃うことが絶対にないハズレのシンボル。ガム会社はフレーバーとしてのレモンと、役立たずという意味の「Lemon」をかけたのでしょう。